映画「神の一手」でサルス役に扮したイ・ボムス|イ・セロム記者

 

俳優イ・ボムス(44)は、ジャンルを区別しない役者だ。本格的なコメディやメロ、ロマンチックコメディ、アクション、ノワールまで、あらゆるジャンルで様々な姿を見せてくれる。作品の出演も休む暇もなく続けている。今年はKBS2TVのドラマ「首相と私」を終えてすぐにMBCのドラマ「トライアングル」に合流した。2日には、彼の主演映画「神の一手」も公開された。


マスコミ試写会を終えた先月25日、イ・ボムスと会った。久しぶりに映画に出演したイ・ボムスは、マスコミと一般試写会後に聞こえてくる好評で、ご機嫌が良いようだった。


イ・ボムスは、今回の映画で賭け碁界の“絶対悪”であるサルスに扮した。サルスはテソク(チョン・ウソン)の兄を殺し、テソクまで賭け碁界に釣り込む重要な役で、残酷なヤクザでもある。イ・ボムスには申し訳ないが、サルス役が本当によく似合った。「役がぴったりでした」と言うと、彼は笑う。イ・ボムスは、他の悪役とは違うサルスを表現したかったと話した。


「組織暴力団がよく登場する映画の中のヤクザとは違うサルスを作りたいと思いました。映画『チャクペ~相棒~』の時にも組織暴力団の親分役をしましたが、それと大きく異なる印象を与えたかったんです。インテリジェントでありながらも、品のある姿を見せたかったです。頭の中では、ドイツの秘密警察が描かれていましたが(笑)…きちんとして隙がなさそうじゃないですか。寄り付きにくいほど近付くことができない“オーラ”が感じられる人物を描いたかったですが、よく出来たのかは分かりませんね」

 

極悪なサルス役を演じたイ・ボムスは、外的な姿からサルスになろうと努力した。|映画スチール


一味違う悪役を見せようと努力したイ・ボムスは、外的な姿から変化を試みた。特に、最も重要に考えたのが髪のスタイル。9対1の比率でよくとかした髪は、サルスのポイントだそうだ。


「知的な組織暴力団の親分というコンセプトに合う、サルスのイメージを作ろうとしました。そのためにメガネを掛けたし、髪のスタイルもすっきりな感じで演出しました。ちゃんととかして整頓された髪がサルスによく似合いそうでした。最初は監督が丸く刈ることに近い髪のスタイルを提案しましたが、僕の考えではよく似合わず、むしろスッキリと後ろにした方が良さそうでした。しかし、映画でのように髪を頭にぴったりとくっつけるためには、ヘアジェルやムースなどではできません。それで、米国から直接空輸した最新のポマードで髪を演出しましたよ。撮影するたびに髪にポマードを塗って洗うことを繰り返し、本当に大変でしたよ」


見るだけでもゾッとするサルスが気に入ったと語ったイ・ボムスは、サルスの魅力として明確な性格をあげた。


「サルスは合理的でもありますが、思ったらすぐに行動に乗り出す行動派でもあります。つまり、簡潔で明確な性格です。それが、むしろ鮮明にサルスのことを見せることができると思いました」

 

「神の一手」で団結した俳優アン・ギルガン、キム・イングォン、アン・ソンギ、チョン・ウソン、イ・ボムス、イ・シヨン、チェ・ジンヒョク、そしてチョ・ボムグ監督(左から)。|キム・スルギ記者


イ・ボムスの様々な表情。|イ・セロム記者


イ・ボムスは最近、少女時代のユナ、JYJのジェジュン、ZE:Aのシワンなど、“演技アイドルたち”と一緒にドラマで共演している。後輩たちにイ・ボムスはどんな先輩なのか。


「僕が後輩に直接助言する立場ではないと思って、あまり後輩にアドバイスをしない方です。新人かどうか、年が多かれ少なかれ、俳優としてカメラの前に立つと、皆がプロじゃないですか。僕がとやこや口を入れるものではないと思いますが、後輩たちが僕に相談したり、助言を求めるときには、知っている限りのアドバイスをしています。その程度だけで、後輩に“こうしろ、ああしろ”と指示することは越権ではないかと思います」


イ・ボムスに最も注目している後輩は誰かと質問すると、彼は同じ所属事務所の家族であり、「トライアングル」で共演しているJYJのジェジュンをためらうことなく挙げた。


「ジェジュンとはMBCのドラマ『Dr.JIN』でも一緒にしましたけど、その時も本当に心がキレイな人だなと思いました。ドラマの撮影って、どうしても時間に追われて、スケジュールがギッチリで結構忙しいです。それにも怒ったり、疲れた顔をしたりすることなく、最後まで取り組んだんですね。大人らしい姿をたくさん持っている後輩です」

 

ジャンルの区別なく演技の幅を広げているイ・ボムス|イ・セロム記者


ジャンルの区別なく演技の幅を広げているイ・ボムス。後輩演技者たちが一緒に演技したい先輩として数えられる彼は、自分だけの作品選択基準を話しながらインタビューを終えた。


「作品を選択する基準は色々ありますよ。物語が温かくて、また多くの人々と一緒にしたくて選択した映画が『スーパースター カム・サヨン』『重量★ガールズ キングコングを持ち上げろ!』でした。企画自体が興味深かった『花嫁はギャングスター3』、『恋の罠 淫乱書生』。『チャクペ~相棒~』と『神の一手』は、商業的な面で面白い映画でした。僕が今までした作品の中で、出演した理由がない作品はありません。それなりの意味が必ずありますよ。今後は、より洗練された映画をしたいですね。映画的な演出が入った映画です。イメージの固定化をよく言われましたが、俳優にはそのようなことはありませんので…ハハハ」

 

THE FACT|キム・ガヨン記者

MBC「トライアングル」に出演しているイ・ボムス。|イ・セロム記者

 

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