ZE:A のリーダーであるイ・フ(ムン・ジュンヨン)が21日から所属事務所スター帝国を狙ったツイートを連日配信している。|THE FACT DB

 

「お金を受け取って口止めしたのではなく、休戦です」


先週末、韓国歌謡界を大きく揺さぶる事件が起こった。9人組ボーイズグループZE:Aのリーダー イ・フ(実名:ムン・ジュンヨン、25)が自身の所属事務所であるスター帝国のシン・ジュハク社長を批判するツイートをつぶやいたのだ。激怒した感情がそのまま文章に表れており、波紋は大きかった。問題は、このような彼の「乱」が一日ぶりで180度変わり、ファンはもちろん関係者を混乱させていることだ。


彼の呟きの内容を要約すると、「なぜ我慢してきたのか。帰ってくるのは無駄な悪口と暴言、僕を閉じ込めたうつ病だった」「9人の子供たちが血を流しながら稼いだ収入と資金。血のようなお金はどこに消えたのか」「他の事務所もスター帝国側をカバーしようとすると、彼らの不正資料も公開する」などである。


イ・フは暴露のレベルをさらに高めた。「公正取引委員会の標準契約書が導入される前、契約期間は12年であった。制度が変わった後は、契約期間が軍隊2年を含んで9年になった。収益配分は、シン代表が70%を持って、残りの30%を9人のメンバーが分ける」と具体的な契約内容を公開した。


現役のアイドルメンバーが、それも属している事務所の代表の実名を取り上げながら強度の高い暴露戦を繰り広げたのは初めてだ。スター帝国が当惑したのも無理ではない。


瞬く間にイ・フはアイドル界の英雄になった。ZE:Aの残りのメンバーに代わってチームを守ろうとするリーダーとして浮上した。誰も口にしなかった不合理なアイドルの契約問題を言及したからだ。


しかし、彼は一日後の22日午前、「物議をかもし、本当に申し訳ない。先、シン・ジュハク代表との会話を終えた。真心が伝わって本当によかったと思う。僕の言葉に耳を傾けてくれたシン代表に感謝する」という呟きを残した。前日シン社長と会って話を交わし、不満がある程度解消されたという意味だ。


続いて彼は「僕はこれを知らせたかった」と芸能界の問題と不正などを世に知らせるため、このような行動を取ったと説明した。そして、「他の事務所も同じだ。ただ、シン・社長が運悪くやられたのだ。芸能人のためにもこれからも続けて叱責していく」とコメントした。

 

9人組ボーイズグループZE:A

 

堂々と始まった「イ・フの乱」は、“1日天下”で縫合されるようだ。それなりのハッピーエンドかも知れないが、後味は良くない。一日だけで解決する内容であったら、なぜもっと早く対話をしなかったのか疑問だ。命を懸けた覚悟で自分の社長を非難したと思いきや、急に社長の本音は違ったと言う。その言葉を誰が信じるだろうか。むしろ疑惑をより大きくするだけだ。


所属事務所側は「イ・フンとシン社長が会って、お互いの誤解を解いた。話を交わした結果、円満にすべての葛藤を解消した」と明らかにしたが、イ・フは現在の状況を「終戦」ではなく「休戦」と表現した。彼は「お金で口止めされた」という疑惑も否定しながら、すべてが解決されたわけではないと語った。


THE FACT|パク・ソヨン記者

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