新曲『PARTY』のステージ。|写真:ペ・ジョンハン記者

  

少女時代のニューシングル「PARTY」の発売を記念するショーケース「少女時代‘PARTY’@ Banyan Tree」が7日午後、ソウルで行われた。写真は新譜の収録曲『Check』のステージ。

 

“サマーソシ”がやってきた。あの『GENIE』以来、久々に少女時代が夏に合わせて新曲を発表したのだ。元祖“美脚グループ”というニックネームが相応しい脚線美はボーナス。耳と目までが楽しい。


少女時代は7日午後、シングル「PARTY」を発表した。タイトル曲の『PARTY』と収録曲『Check』を収めた今回の新譜は、たったの2曲のみだが、少女時代がなぜ“ガールズグループのラストボス”と呼ばれているのかに、遜色のないものだった。


『PARTY』は聴くだけでエメラルド色の海が連想されるクールなシーズンソング。タイのサムイ島で撮影されたミュージックビデオは、軽快で涼しい雰囲気の楽曲となっており、華やかなスパングル衣装から水着まで、スタイリングにも念を入れたことがうかがえる。


何よりよかったのは、歌いやすいメロディーだ。『The Boys』をはじめに、『I Got a Boy』『Mr.Mr.』まで、最近少女時代が発表した楽曲が多少難しかったなら、『PARTY』は『Oh!』を連想させるくらい、誰もすぐ歌えられるメロディーを採用した。

 

 

見るだけで涼しくなる少女時代の新曲『PARTY』のミュージックビデオ(https://youtu.be/HQzu7NYlZNQ

 

童話に登場する少女から、夏を楽しめる大人の女性になった少女時代のメンバーたちは、「レモン焼酎」「私はテキーラ」「あなたはモヒート」「行こう!済州島、カリフォルニア、ロマまで」と、成熟された自分たちをさりげなくアピールする。『PARTY』を聴いていると、なぜか少女時代のひとりが来て、モヒート1杯を出しながら乾杯を求めてきそうだ。
「忙しく走ってきた昨日はすべて忘れて」「きらびやかな夏が終わる前に」「浮き立つ私の心は、早くグラスをあげて」という歌詞は、夏=旅行という大衆の心に響く。


『Check』は『PARTY』と違う。気になる男を自分のものにする前に、リップスティックとハイヒール、ヘアスタイルを“チェック”する女性の気持ちを収めたこの曲は、歌詞のようにセクシーでグルーヴなメロディーが特徴だ。あえてクライマックスのない、穏やかで濃艷なボーカルが曲の最後まで続く。最近発表されたガールズグループの曲の中で、もっとも洗練されたポップといっても過言ではない。

 

自分たちの新譜をみて喜ぶ少女時代。|ペ・ジョンハン記者

 

少女時代のニューシングル「PARTY」を高く評価する理由は、大衆性と音楽性のすべてを掴もうとする努力が感じられるからだ。『Run Devil Run』『Hoot』『Oh!』のようなヒット曲を連想させるくらい、耳を楽しませるメロディーだが、だからってチャートだけを狙ったとは思えないくらい洗練されている。


『Gee』でフックソングを流行らせた少女時代が、その年の夏『GENIE』で180度に変身した時があった。『Gee』以来、みんながフックソングを主力する時、少女時代は『GENIE』で新鮮な衝撃を与えた。「少女時代の新曲は難解かも」「少女時代は露出をしないはず」「少女時代は夏にカムバックしない」「デビュー9年目でハツラツは厳しいだろう」というすべての偏見をやぶった『PARTY』が、第2の『GENIE』になると期待される理由が、そこにあるからだ。


No.1ガールズグループらしいクールなカムバックを果たした少女時代は、10日に放送されるKBS2TV「ミュージックバンク」での新曲ステージを皮切りに、11日はMBC「ショー!音楽中心」、12日はSBS「人気歌謡」に出演し、本格的な活動に乗り出す。


THE FACT|チョン・ジニョン記者
 

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