ヨン様の結婚式の風景|写真:THE FACTペ・ヨンハン記者

 

7月27日午後6時からシェラトングランデ・ウォーカーヒルのアストンハウスにてヨン様ことペ・ヨンジュンと女優パク・スジンの結婚式が執り行われた。現在ハネムーン中のヨン様夫妻だが、マスコミとファンが興味津々でその動向を追い、なんとかのぞき見ようと四苦八苦するなか、穏やかな気持ちで幸せを満喫しているだろうか。

 

挙式が行われたホテル近くの様子|写真:ペ・ジョンハン記者

 

結婚式は非公開でマスコミ対応もしないという事前通達だったが、当然マスコミとファンは集まった。韓国では、現在のペ・ヨンジュンは俳優活動をしていないこともあり、俳優としての話題性はほとんどないが、実業家としての顔や「元祖韓流スター」として日本では今でも非常に人気が高いことは知られている。そして若い女優との電撃結婚ということで、マスコミは沸いた。厳戒態勢のなか、ヨン様の姿を収めようと必死の撮影作戦を繰り広げたが、ほんの一部のマスコミがかろうじて遠巻きにとらえるのがやっとだった。撮るものがないマスコミがやむなく(?)集結した日本人ファンを撮影、インタビューなどを行ったことで、韓国内ではヨン様の結婚そのものよりも、日本人中高年ファンはヨン様を今でもこんなに愛して熱烈に追いかけるんだ、ということが話題になってしまったほどだ。


挙式後も、予告通り公式なコメントも対応もなかったので、式に出席した出席者や関係者からのコメント取りや、ソン・スンホンがInstagramにアップするなどわずかに発せられたSNSなどから情報を必死に拾うという状況で、正直、内容の乏しい記事ばかりで、ファンには寂しい状況が続いた。それでも出席者の顔ぶれや、ウェディングドレス、乗っていた車の値段など、とにかく小さなネタを探しては広げて話題を提供、ファンの枯渇感を少し和らげてくれた。


翌28日にホテルを出て、ハネムーンの地、慶尚南道・南海の高級ゴルフリゾート「サウスケープ・スパ&スイート」に午後5時すぎに到着したヨン様夫妻。結婚式がダメならハネムーンをとらえたい、というマスコミ&ファンだが、リゾート2棟を貸切にしているということで、こちらも近づくのは困難だった。それでも「車が5台入った」「キム・ソンウン夫妻が同行、一緒にゴルフをラウンドした」といったのぞき見的小さな情報が少しずつ発信される程度。ラウンドする以外はリゾート内にこもっているようで相変わらずニュースにはそれほど期待できないが、ファンはわずかな消息情報にも目を光らせ、楽しみにしている。

 

ヨン様のおもてなし。|写真:THE FACT ソ・ダウン記者

 

一方、世界じゅうで最もヨン様を愛する日本のファンは結婚式当日、“入り待ち”で朝から列をなし、約200人が猛暑のなか到着を待ち、祝福した。ほとんどはヨン様よりかなり年上のお姉さまたちだが、その精神と肉体のパワーは称賛に値する。マスコミよりも情報に長けているファンもいて、非公開の動向やスケジュールをなぜか把握していたりする。結婚式でも、マスコミよりもいい写真を密かに撮影することに成功し、マスコミに提供したファンもいたほど。200人程度のファンが集まることはヨン様側もホテル側も予想の範囲内で、秩序正しく待つ日本人ファンたちには大きな混乱もなかった。ヨン様はお手振りをすることも笑顔であいさつをすることもなかったが、それでも「少し窓を開けた」ヨン様に満足感を示すという神対応のファンには頭が下がる。これに対し、朝から暑いなか待つファンにヨン様サイドは飲み物を提供、さらにホテルの食事券までファンにプレゼントするという大盤振る舞いのお返し。その気遣い、優しさでまたまた株を上げ、「これを最後に卒業」と考えていた日本のファンを引き留めた気配もある。今後のファンの動向も興味深いところだ。

 

映画「ミス・ワイフ」の試写会でヨン様のことを言及したソン・スンホン|写真:THE FACTイ・セロム記者

 

余談だが、6月のウォンビンとイ・ナヨンの極秘電撃結婚に続き、ヨン様の結婚で「韓流四天王」(今では懐かしい表現だが)がすべて結婚した。そうなると次は誰か、と気になってくるところ。ヨン様の結婚式に出席したソン・スンホンが「幸せな姿を見てとてもうらやましく、自分が結婚式をしたらどうなるだろうかと考えた。結婚を切実に考えた」と翌日の映画の試写会で発言した。今はいわゆる“熱愛報道”は出ていないが、このところ電撃結婚が多く、気が抜けない気がしたのは、わたしだけではないだろう。


THE FACT JAPAN|野﨑友子
 

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