左から ユナク、ゴニル、ソンモ、ジヒョク、グァンス

 

日本で人気の高い6人組グループ超新星。現在メンバーのソンジェが兵役中で、5人で活動中だが、9月10日、東京・豊洲PITで開催されたニューアルバム「7IRO」のリリース記念イベント「超新星☆博6」で、来年、メンバーのグァンス・ソンモ・ジヒョク・ゴニルの4人が兵役に就くため、現5人体制で最後となる東名阪ツアーを12月に実施すると発表した。


この前日9月9日が日本デビュー6周年の記念日だった超新星だが、その日に「7IRO」はオリコンデイリー1位を獲得した。グァンスは「昨日はオリコン1位ももちろんうれしかったんですけど、6年間皆さんと一緒に歩いてこれたことに感謝しています」とコメントした。リーダーのユナクは「メンバーと話して、12月までぶっ飛ばして行こうと思っています。パフォーマンスももちろん素晴らしいものを見せたい。そして、決してこれが最後ではないので誤解しないでください。来年はソンジェくんも戻って来るし、超新星はずっと続くので、これからもよろしくお願いします」とファンを安心させるようにコメント。ジヒョクは「僕たちは10年後15年後、おじさんになってもステージの上にいつもいるから。皆さん死ぬまで遊びましょう!」と思いを口にした。

 


活動休止までカウントダウンに入ったメンバーらは今後、活動に拍車をかける。先ごろリリースしたソロアルバムが好成績を収めたソンモは、ソロの新曲「still love you」を発表。そして、グァンス・ジヒョク・ゴニルのラッパー3人が超新星の派生ユニット「Funky Galaxy」を結成し、10月28日にミニアルバム『Funky Galaxy』をリリースすると発表。ゴニルは「あまり超新星の色は出したくない。MilkyWay(超新星のファン)じゃない人にもアピールできるものにしたい」と強い意気込みを語った。そして、「still love you」と『Funky Galaxy』に収録される「ジーザス feat.アヴちゃんfrom女王蜂」が、9月28日にスタートするフジテレビ系全国ネット昼ドラ「別れたら好きな人」の主題歌とエンディングテーマにそれぞれ選ばれたことも発表された。

87年生まれの4人のメンバーが近々入隊を迎えることはわかっていたが、実際にそのことが告げられるとファンは複雑だ。それぞれの入隊日は明らかになっていないが、来春から秋にかけての入隊が予想される。来年5月にソンジェが除隊するも、2年間は2人の活動となるかもしれない。超新星の名を持ってイベントなどを行ったとしても、事実上グループとしての活動はできないだろう。


これまで、ユナクが兵役に就いていたときも、ソンジェがいなくなっても、その不在を感じさせないパフォーマンスを見せてきた超新星。そしていつも不在メンバーへの愛と信頼を持ち、それを示してきた。ファンもそれを知っているだけに、“押しメン”不在でも、応援し、待ち続けてきた。しかし、6人中4人が不在になるという事態は前代未聞。実際、兵役を機に活動休止、そしてファンが離れ、結局は脱退、自然消滅、解散などの運命をたどるグループは多い。そんななか、兵役のない日本のファンが、どれだけ信じて待てるか。驚くほど“グループ愛”が強い彼らだけに、ソロ活動、ユニット活動などでこれまで以上に活躍し、ファンを2年間引き留めておけるか。そのためには、まず5人の残りの時間を120%でスパートするしかない。エールを送りたい。


THE FACT JAPAN|野﨑友子
 

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