写真:JELLYFISH ENTERTAINMENT


ショーケース現場は妙な空気に包まれていた。ステージにはチェーンの飾りがぶら下がっていて、暗い雰囲気に満ちていた。その静寂を破ったのは、VIXXだった。チェーンのように互いが絡み合う動作でステージに登場したVIXXは、2ndフルアルバムのタイトル曲『Chained Up』を披露した。


ホワイトスーツにオレンジ色のチョーカーをして登場した彼らは、まるで“恋の虜”だった。VIXXは歌のタイトルのように、チェーンに縛られた人を連想させるかのような振付でステージを掌握した。「ご主人様であり餌食」「君は僕の恋、独裁者」など、強烈な歌詞を収めた楽曲で、オーディエンス立ちを魅了した。時は激しく、時にはセクシーに。わずか3分の時間だったが、“VIXXの虜”になるには十分な時間だった


10日午後、ソウルにあるAX HALL LOREAにて、VIXXの2ndフルアルバム「Chained Up」のショーケース(新曲発表会)が開催された。同イベントでVIXXは、2年ぶりに発表する新譜を初めて公開した。タイトル曲『Chained Up』をはじめ、『Stop It Girl』『Hot Enough』など、音楽的な成長がうかがえる収録曲も紹介された。


写真:JELLYFISH ENTERTAINMENT


VIXXは以前とは一変した雰囲気をみせてくれた。“コンセプトアイドル”とも呼ばれるVIXXは、『Chained Up』でも“恋の虜”をコンセプトにして、異色的なパフォーマンスを構成した。変わったところは、前作たちでは呪いの人形やバンパイアなどを素材に、ファンタジーに違いコンセプトをみせたが、今回はいっそうセクシーな雰囲気を感じさせた。


メンバーのラビは、“恋の虜”というコンセプトについて「ファンタジーは持ったままで、大人しく男らしいセクシーさを強調した。虜というコンセプトは荒いけど、優しい感じでみせようと考えた。VIXX LR(レオ&ラビで構成されたユニット)の時に使おうとしてとっておいたが、今回のアルバムにのせることになった」とビハインドストーリーを打ち明けた。


収録曲のステージでもより成長したVIXXが見られた。バラードナンバー『Stop It Girl』は、優れた歌唱力の歌声が響き渡った。静かなメロディーに哀絶な音色を加え『Chained Up』とは相反する魅力をみせてくれた。『Hot Enough』では濃艷な感じを完璧にこなし、歌手として見せられるパフォーマンスの領域を広めた。


写真:JELLYFISH ENTERTAINMENT


今回のアルバムを準備しながら、すてきなステージを作るために励んだことも話してくれた。エンは「練習時間がもっとも長いアルバムだった。ほぼ寝ないで練習した」と回想し、ラビは頭を怪我したことを打ち明けた。そして、ケンは血を吐くように歌いながら録音を終えたと、それだけに情熱と努力をかけたという話だった。


そのおかげか、生でみたVIXXのステージは、深い印象を残した。VIXXの話通り、彼らの情熱と努力が感じられた。デビュー4年目になったVIXXは、いつの間にかこんなに成長していた。


エンは、「VIXXのキャラクターでステージに立つことが楽しみ」と伝えた。
本当に楽しみだ。VIXXの『Chained Up』が、音楽ファンをどれほど驚かせるのかが。
(MVリンク:https://youtu.be/vqzBrI76e4g



THE FACT|キム・ミンジ記者



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