イ・ビョンホンが、ハリウッドの名所であるグローマンズチャイニーズシアターに、韓国の俳優としてハンドプリンティングを行った。|「SBSスペシャル」放送キャプチャー

 

[スポーツソウルドットコム|パク・ソヨン記者] トップスターのイ・ビョンホン(43)が、ハリウッドの“新人俳優”として生まれ変わろうとしている。
お芝居が好きで俳優の道を憧れてきた彼は、ハリウッドのスターたちと肩を並びながら、新たな夢に向かって休まず前進している。


28日夜放送されたSBSドキュメンタリー番組「SBSスペシャル-古い新人イ・ビョンホン、そしてハリウッド」では、ハリウッドの新人俳優であるイ・ビョンホンの物語を捉えた。
4年前、失敗もあり得るという不安の中、イ・ビョンホンはハリウッドに進出し、映画「G.I.ジョー」の第1弾と2弾に出演、そして今月18日韓国で公開した「RED/レッド2」(監督 ディーン・パリソット)まで、3本のハリウッド映画に出演し、俳優人生の第2幕を開けた。
イ・ビョンホンは、2009年初めてのハリウッド進出作映画「G.I.ジョー」(監督 スティーヴン・ソマーズ)で、ストームシャドー役を務め、ハリウッド映画ファンに強い印象を与えた。そしてディーン・パリソット監督の目に留まり、映画「RED/レッド2」では“ハン”というキャラクターを努めた。しかしシナリオ上でこの人物は中国人だった。
ディーン監督に会ったビョンホンは、「ハンの国籍って重要ですか?」と尋ねた。監督は「そうではない」と答え、イ・ビョンホンは「ハンの国籍を韓国に変えられますか」とお願いした。作品とキャラクターに対する情熱を高く買ったディーン監督は、彼の提案通りハンの国籍を韓国に変更した。
イ・ビョンホンと共演した女優キャサリン・ゼタ=ジョーンズは、「ジョージ・クルーニー、トム・ハンクス、ブラッド・ピット、アントニオ・バンデラ、マット・デイモンなど共演したことがあるが、みんな共通点がある。彼らは楽で安定的だ。事故らないし謙遜だ。常に一生懸命で作品を愛し、自分が持っていることを大切に思っている。韓国から来た俳優が、彼らとハリウッドで高くそびえて立つことは、私も誇らしく思っている」と彼を絶賛した。
ジョン・マルコヴィッチは、「彼は英語が旨い。繊細な人で一緒にいると楽しくなる。とても真摯な俳優」と絶賛、「 RED/レッド2」の脚本家エリック・ホーバーは、「ビョンホンは驚くほどのカリスマを持って要る。全ての場面で卓越な演技力をみせた。おかげでみんなが好きになるキャラクターに生まれ変わった」とイ・ビョンホンに拍手を送った。

 

イ・ビョンホンがパニック障害を告白した。|「SBSスペシャル」放送キャプチャー

 

しかし、そんなビョンホンにも苦痛は存在した。見知らぬ環境で新人として出発するという負担は、彼に相当なプレッシャーをかけ、結局パニック障害にまで発展した。最近出演したSBS「2時脱出 Cultwoショー」の見えるラジオ(ラジオのオンエア現場を一般人に公開したまま放送)では、イ・ビョンホンがいきなりテーブルの下に顔を隠した。パニック障害が再発したのだ。
当時を思い出すビョンホンは、「あの場で倒れるか、それを耐えられず、スタジオから出て行く状況だった」と言いつつ「そういう時は色んなことが浮かぶ。僕の体で感じる症状とともに僕自身の理性がずっと戦っている状況になる。理性は“やるならしっかりやれ”と言ってるのに体は“生放送もなにも、僕が生きなきゃ”と叫んでいる」と苦痛を吐露した。
にもかかわらず、ビョンホンは演技に対する情熱をもう一度食いしばった。彼の執念は通じて去年の7月には、先輩のアン・ソンギとアジア俳優として最初に、ハリウッドの名所であるグローマンズチャイニーズシアターの前で、ハンドプリンティングを行った。


イ・ビョンホンは、「人種と国籍は関係なく、ハリウッドで存在感のある俳優になりたい」としながら「難しいことであるが、必ずそうなりたい」と拳を握った。
韓国で最も高い人気を手にした彼は、これから新人の姿勢に戻り、ハリウッドで第2の俳優人生を歩もうとしている。
イ・ビョンホンは誇らしき韓国俳優だ。

 

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