俳優リュ・シウォンが、控訴審の第1次公判で懲役8ヶ月を求刑された。|スポーツソウルドットコムDB

 

[スポーツソウルドットコム|イ・ゴニ記者] 妻のチョ氏を暴行及び脅迫し、車や携帯電話に位置追跡機(GPS)を設置した容疑など。一審で罰金700万ウォン(約64万円)を求刑された俳優リュ・シウォン(43)の控訴審が、初公判で最終弁論を終え、宣告期日が確定された。検察は原審を破棄し、懲役8ヶ月を求刑した。


8日午後、ソウル・瑞草区(ソチョ・グ)にあるソウル中央地方法院で、第5刑事部(裁判長:イ・ジョンホン)主宰で開かれた控訴審第1次公判は、検察と被告側の控訴理由を聴取。弁護人側の要請で被告人のリュ・シウォンに対する両側の尋問が行われた。
検察側は「一審の量刑が軽い」と述べ、リュ・シウォン側は暴行に対する事実誤認、脅迫容疑に対する法理誤認、位置追跡をするしかなった理由などを控訴理由として説明した。
続いたリュ・シウォンの尋問で、彼は暴行容疑を強く否定。一審で暴行の証拠として認められた夫婦喧嘩の録取書について、自身の意見を述べながら告訴人であり離婚訴訟中の妻チョ氏の偽証を主張した。彼は「妻が私の携帯電話のロックを解除して、中に保存された写真とやりとりメッセージを自分のパソコンに保存し、以前住んでいたアパートでは、私の車の出入り記録とエレベーターのCCTV映像を随時確認したのに、法廷では全てを否定した」と主張した。
リュ・シウォンはまた「チョさんが私と会話した内容とか通話内容まで録音したことも知らなかった。離婚訴訟を続けながらパソコンのハードディスクを復元すると、100個も超える録取ファイルが見つかった」と明かした。彼は「しかしチョさんは録取したことがないと法廷で話した」と偽証容疑を強調した。
続いて脅迫容疑については「結婚生活を始めてから、チョさんにたった3つのことだけお願いした。連絡はちゃんと取ること、男性問題が起きないこと、別の部屋は使わないことだった」と述べつつ「基本的な尊重と礼儀さえ守れず、特に連絡がとれない部分が大変だった」と打ち明けた。また「夫婦喧嘩の途中、感情を抑えられず声を上げ、暴言した部分は認めるが、翌日は和解して一緒に海外旅行に行って楽しい時間を送ったこともある。日常的な喧嘩だったので、脅迫だとは思わなかった。感情コントロールができず、暴言したことは反省している」と付け加えた。


検察とリュ・シウォンの弁護人は被告人尋問を終え、裁判部に追加証拠はないことを伝えた。裁判部は弁論を終えて検察に意見陳述を要請した。
検事は「暴行と脅迫の程度は重要ではない。しかし位置追跡容疑は軽くない」とし「原審を破棄、懲役8ヶ月の宣告を要請する」と求刑した。これにリュ・シウォン側の弁護人は「録取書に肌と肌がぶつかる音がした部分が暴行の証拠に認められたが、それはリュ・シウォンがチョさんの頬を打ったとは断定できない」と暴行容疑を極力否定した。脅迫容疑についても「夫婦喧嘩の最中に感情が抑えられず、暴言したことは被告も認めている。しかしそれが脅迫罪になることは不当だ」という意見を出した。
弁護人は、位置情報保護法律違反の容疑は認めながら「深く反省している。しかしチョさんの弱点を探ったり加害しようとした意図ではない。娘の父親として、連絡が取れない妻と子どもが心配だったので設置したのだ。被告人の辛い気持ちを理解していただきたい」と裁判部に訴えた。
弁護人の意見陳述が終わると、裁判部はリュ・シウォンに最終弁論を指示した。彼は「チョさんは愛したから結婚した。夫として最善を尽くした。妻と合わない部分もあったが、芸能人という職業と関係なく、離婚は望んでいなかったし、家族と子どものために個人史など、こういう内容が公開されてしまうことも望んでいなかった」と最終弁論を始めた。
彼は「妻に何度もお願いしたが、本当に連絡が取れなかったので、GPSを設置するしかなかった。それがそんなに大きなことになるとは知らなかった。その部分については素直に処罰を受けるつもりだ」と深いため息を吐きながら辛い気持ちを伝えた。
脅迫について「お互い合わない部分で争うと、声が上がることもある。人だから耐えられず大きな声を出してしまった。この部分も問題になるのなら深く反省し、私の過ちと認める」と述べた。
しかし暴行の容疑については認めなかった。彼は「量刑や罰金の問題ではない。子どもの父親として真実を明かしたかった。結婚生活の間、喧嘩も多くあったけど、愛して好きだった時もある。そしてそれまで決して彼女を殴ったことはない」と強調「暴行の部分だけは、娘の前で堂々と話したい。私が悔しい思いをすることはどうでもいいが、暴行犯の父にはなりたくない。父親としての私の気持ちを、どうか理解してほしい」と最終弁論を終えた。
裁判部は全ての意見と陳述を総合し、来る29日で宣告期日を確定した。宣告公判は同所で行われる。

 

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